• くらしの社長

アンジェロ・マンジェロッティ展設営

展覧会の展示パネルやカウンターなどの作成と設営を行いました。

依頼を受けたのはイタリアのアンジェロ・マンジェロッティ (1921-2012) の作品の軌跡を展示する展覧会の展示パネルと印刷シートの作成です。マンジェロッティといってもあまりなじみが無いかもしれませんが、オフィスや住宅の建築から、家具や照明・設備機器や時計まで幅広くデザインを行う建築家です。実は私自身もこの仕事を受けるまで良く知りませんでした。


イタリアといえば、デザイントレンドの発祥と言われているミラノサローネが有名ですね。日本の建築の設備機器メーカーや建具・家具メーカーなどがデザインを見習って製品開発をしていて、デザインに拘っているセラ・トレーディングなどがマンジェロッティのデザインをシリーズ製品にしています。

パネル製作は、普段行っている私たちの建築とは大分勝手が違う仕事です。事前に工場で行っておいて、会場ではなるべく切ったり貼ったりをせず組み立てるだけにします。出来るだけ簡易に軽く運搬時にかさばらないようにしますが、きれいに見せなければならないし一般来場者が来るため丈夫にする。そして、解体撤去はごく短時間にスマートに行う。特に丈夫さと解体しやすくする事は相反するのでさじ加減が慣れないと難しいですね。


シート張りは、1m程度の幅を縦に張って継ぎながら一つの図柄にしていきます。今回はクロス張りと同様の糊を付けながら張るやり方なので、ロール状のまま機械で糊付けを行わなければなりません。ということは、印刷は1本のロール紙のまま切らずに印刷して納める事になります。


印刷時に次の列までの長さを計算し適切な間をあけて印刷すると、糊付けして切って張ると自然に絵がつながるようになるのですが、このために印刷屋さんと張り手が細かな事前打ち合わせを行ないます。失敗できない一発勝負でした。



会場はイタリア文化会館という九段下から武道館を超えてすこし行ったところにある、イタリア政府機関の建物の1階展示会場です。上の階ではイタリア語教室なども行っているようです。

展覧会は下記のホームページに案内があります。

https://iictokyo.esteri.it/iic_tokyo/ja/gli_eventi/calendario/2019/09/angelo-mangiarotti-the-tectonics.html

入場無料なので是非どうぞ。


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