狭小地は、道も狭く、両方の条件が揃うと施工の

難易度は上がります。
これが東京の狭小現場の常識ですが、
本日上棟した家は、それに加えて技術的にとても難しい建物で、全く気が抜けません。
いつもは気を抜いているのかとつっこまれそうですが、気を付けていないと次々と落とし穴が待っているから気を抜けないという事で・・・言い方が難しいですね。
半地下がある基礎から難易度は高く、木造を含めた構造に綿密な打ち合わせを重ね、施工方法を模索しながら上棟までたどり着きましたが、思うように進まない事もあって上棟は予定より遅れました。
1階から2階までほぼがらんどうの構造をつくる
ために、特殊な通し柱などの構法を採用していて、
プレカットでは出来ない(涙)個所が点在し、
工場でも現場でも大工の手作業が多く入ります。
これがほとんどあらわして見える構造です。
だから時間がかかります。

両側に太い通し柱が並び、これが2階の屋根まで外側全体をくるむように囲み、全体の構造としています。
そのおかげで内部は構造を気にせず木をきれいに見せる床組などが、自由に出来ます。
と理解しているように言っていますが、これは設計者である廣瀬建築設計事務所の廣瀬さんにしっかりレクチャーを受けて、後ほど説明できるようにしておきます。
柱は桧の集成材で梁は杉。どちらも山長商店の
紀州材です。
これから工事が進むのが楽しみです。
Comments