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名栗の玄関のファサード

  • 執筆者の写真: くらしの社長
    くらしの社長
  • 2022年7月30日
  • 読了時間: 2分


玄関周りのリニューアルを行いました。 アプローチから玄関ポーチ、玄関ドア周りをつくり替え、モルタルの外壁と桧の扉の組み合わせだったのを、 全て名栗加工を施した栗の木を一面に覆ったファサードとしました。


名栗材は大阪、明治からの老舗の橘商店。

偶然私もお付き合いのある工務店さん2社にも納品があるとのことで、加工材は橘さん自ら運んで来てくれました。



もとはモルタルの外壁の延長であった壁に、ヒノキの板を部分的に張ってあり、ドアも桧の板張りになっていました。





リニューアルのコンセプトは、名栗の板壁とドアを同調させ、

外観からは自然な一体感がなされるように・・・ 玄関ドアの枠と一体の袖のガラス枠にはブラインドボックスが組み込まれ、これを外から見えないようにして、あくまでも名栗の板が主役、枠は脇役として納めています。 でも実際はこの枠を主役にしたいと思うくらい、ここが一番難しいところでした。


8角形の柱も栗の木、室内のベンチも名栗加工を施した栗の木です。


ちなみに、名栗(なぐり)とは、

角材や板に「突き鑿」や「ちょうな」、「与岐」などで独特の削り痕を残す日本古来からの加工技術の事を指すします。

古くから日本建築において門扉等の門材や垣、濡縁、腰板などに使われ、特に数寄屋建築においては欠かせない存在であり、また洋式の建物においても古くからルーバーや棟木、廻縁、階段格子などにも取り入れられていました。(橘商店ホームページより) 栗の木のこの加工を施したのが言われとしてあり、語呂が良いので「名栗」となったという説があるそうです。



名栗はちょうなや突きのみで行ういくつか模様の種類がありますが、今回は今回の名栗は京風名栗という方法です。右の写真は無塗装の状態。 名栗加工がなされていると、何も加工していない平面のものと比べて存在感は圧倒的です。




 
 
 

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