ビルが立ち並ぶ中に、木造の家が上棟しました。
周辺一帯は防火地域でコンクリートか鉄骨造の「耐火建築物」がほとんどを占めますが、
そこに木造が建つと、なんとなく温かみがあってとても新鮮に感じます。
この家は耐火木造の3階建てで耐震等級3の構造強度と、省エネルギー性能が高い「東京ゼロエミ住宅」の評価を受けています。このゼロエミ住宅の普及も兼ねて1月末~2月始めに見学会を行う予定です。
小屋組みには、大きな吹抜けがと3階の広い空間の大スパンを飛ばす、大きな梁が備わります。
今入手が困難な米松集成材ですが、少し影響を受けながらも実現しました。
屋根はマス目のように組んだ、剛性の高い24㎜の合板組みです。
3階は小屋裏空間を全て使うため、全て登り梁で組んでいます。
登り梁が整然と並ぶ、とてもきれいな小屋組みなのですが、耐火のため全ての構造材は石膏ボードでくるんでしまうので、見えなくなってしまうのが残念です。 見えるのは今のうちだけ。
Commentaires