
木造耐火の家
防火地域でも木造のメリットを活かす、木造耐火の家

防火地域で木造を建てることが出来ます。
鉄骨造やコンクリート造と同等の耐火性能を持つ、木造耐火の家には、様々なメリットがあります。
建築基準法の法改正によって、木造耐火の家のメリットがさらに充実!
2019年6月に「建築基準法の一部を改正する法律」が施行され、防火地域内の建蔽率10%の緩和規定が、準防火地域内の耐火建築物、準耐火建築物にも適用されつようになりました。
1.
どんなに狭小地でも建築が可能。
解体や基礎・建て方工事以外は特に割高になることはありません。
2.
軟弱地盤の地域でも、木造の軽さを活かして杭などの費用がかさみません。
3.
鉄骨の7割以下、コンクリート造の半分以下の償却年数なので、税制面でもメリットがあります。
4.
本来人間が生活する器として、木が一番適していることから、住宅の場合は木造が理想であると言えます。
5.
防火地域・準防火地域内で耐火・準耐火とすることで、10パーセントの建蔽率の緩和があります。(敷地面積に対して1割大きく建てられます)
6.
外壁や窓の防火性能を更に高める事で、室内の制限を受けなくなります。(室内には木を見せる設計が可能になります)
その他の木造耐火の可能性
木造で4階建てまで建てる事が可能
本来木造では3階建てまでと法律で決められていますが、耐火にした場合は4階建てまで可能で、下階部分をコンクリート造などの2時間耐火とした場合は、その上に最上階から4数えて4層を木造とすることが可能です。それほど高い耐火性を持つという事になり、都市部の延焼火災にも安心です。
遮音性がとても高い建物
内外に21ミリの石膏ボードを二重に貼って耐火性を高めているので、遮音性は抜群に良くなります。気密性の高い防火サッシと合わせていれば、窓を閉めた状態では外の音はほとんど聞こえません。
当然下階への足音は皆無。壁同様床のどこを叩いても空洞なのかすらわかりません。二世帯住宅でもお互い気を遣う事もなく安心して生活が出来ます。
気密性がとても高い建物
遮音性と同様に気密性も高くなります。現在使われている防火サッシは断熱サッシなので、断熱材のグラスウールやロックウールを高性能にするだけで、ZEH並みの省エネ性能と高い気密性能を持つ高性能住宅になります。(気密を考慮した施工方法は必要です)
共同住宅にとって有利
3階建ての共同住宅を木造で建てると、建築費や償却年数のメリットがありながら、非難通路や窓先空地など安全条例の面で不利でした。また、各住戸同士の音の問題、上階の足音の問題など、共同住宅では嫌われる面もありましたが、耐火とすることでネガティブな要素が全く無くなり、資金面のメリットだけが活かされます。
補助金があります。
自治体と地域によっては、防災まちづくりの観点から、古い建物を耐震性が高く耐火性の高い建物に建て替える場合に助成金が出ます。
お住まいの地区が「不燃化特区」に指定されているかによって大きく違うので、調べてみると良いでしょう。(お問い合わせいただいても調べる事が出来ます)