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執筆者の写真くらしの社長

ウッドデッキの修理

更新日:2021年7月26日



マンションの集会室のウッドデッキの修理を頼まれました。

材質はジャラ材(おそらく)。いわゆるハードウッドと呼ばれる、堅くて水や白蟻に強い材です。産地の違いで名前の違う似たような材種がいくつかあり、入手しやすさで使い分をします。今回はセランガンバツーを使いました。


本物の木のデッキ材としては少し高価ですが、木肌や色がきれいで、塗装無しでも持ちが非常に良く、公園や公共建築等でも良く使われています。


今回行ったのは、傷んで弱くなったところの取替。

20年以上もったようですが、限界もあり、マンションの集会室という不特定多数が仕様する場所ということもあって危険なところを造りかえました。


ハードウッドの類は名前の通りとても固く、加工が難しくビスも簡単には入って行きません。

木のくせが強く、デッキのスキマを固定して動かないようにしてから、更に下穴を空けて固定します。


下穴をあけないと、間違いなくビスは折れるし、固定しておかないとずれます。

そして、とても重い。


本当にやっかいな木ですが、上部で長持ち、しかもきれいな材です。

今回塗装はしませんが、この材は塗装の乗りはとても良くきれいに仕上がり、紫外線による表面劣化からまもってくれます。そのかわり塗装をするとメンテナンスが必要になる、という面倒な点もあります。


木本来の持ちの良さがあるので、塗装するかどうかは難しいところです。

きれいなグレーになっていく経年変化を愉しむのも良し、鮮やかな木の色を保つのも良し、

というところでしょうか。





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