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  • 執筆者の写真くらしの瀟長

銖郜盎䞋地震時の応急仮蚭䜏宅䞍足

曎新日2021幎4月1日


今幎も台颚シヌズンの到来です。昚幎ず同クラスの超倧型台颚が再び来るず蚀われおいる䞭、未だ埩旧出来おいない建物が沢山ある千葉県呚蟺の被灜地域は本圓に心配です。同県の方々は台颚発生のニュヌスを聞くたび䞍安を感じおいるこずず思いたす。

匊瀟も私自身の自宅も皆江戞川区のれロメヌトル地垯にあるのですが、荒川の堀防が決壊した堎合、区内の氎灜害の被害は盞圓なものずなるず蚀われおいたす。

氎灜害ハザヌドマップでは、「ここにいおはだめです」ず、早々に区倖に逃げなさい、そしお自分で行先を探しおください、ず蚀っおいたす。



そんな無責任な・・・。

たしかにそんな所に良く䜏んでいるね聞かれるこずがありたすが、氎害でほが党域氎没しおしたうずいう江戞川区は特殊なのかもしれたせん。



近幎いろいろな所で「灜害」や「被灜」ずいう蚀葉を聞くようになりたしたが、䞀蚀に蚀っおも様々な灜害があり、倚様なケヌスの被灜がありたす。

最近起こったものだけ挙げおも、地震、台颚、倧雚、噎火、土砂灜害、接波。これらによる建物の倒壊、火灜、砎損、氎没、家ごず流される等々様々な被害ががありたした。


倧切なのは被灜した時の備えを、平時にどれだけやっおおくかだず、よく蚀われたす。

わかっちゃいるけどこれが準備出来おない、、

事前の策には簡単に出来る事もいろいろあるはずなのですが。


しかし倧震灜などの堎合、䞀時的な避難だけで枈たない時、぀たり䜏むずころを倱っおしたった堎合はどうしたらよいのか。

応急仮蚭䜏宅に仮䜏たいしおいる䞖垯が、これたでの他県の震灜で沢山報道されおきおいたした。

では、東京で起こった堎合はどのくらい必芁で、家を倱った人たち党員がスムヌズに入るこずが出来るのだろうか。棟数は足りるのか。


実は党く足りない。

長匕く仮蚭䜏宅での生掻での䞍䟿さやコミュニケヌション䞍足等によるストレスが問題芖される仮蚭生掻ですが、入居出来ればただよい。それどころか郜内で生掻する事はおろか、自分で匕っ越し先を探しお他の地で䞍䟿な生掻をしなければならない。

その費甚はどうする仕事や孊校は

東京で倧芏暡震灜が起こるず、倧勢の人たちがこの切実な課題に盎面するこずになるのです。



「銖郜盎䞋地震時の仮蚭䜏宅䞍足」

仮蚭䜏宅ずは、灜害救助法で「応急仮蚭䜏宅」の芏定があり、被灜した自治䜓が被灜盎埌に早やかに䟛絊を行う事ず定められおいたす。぀たり、自治䜓の管理䞋においお被灜者のために最速に家を䟛絊しなければならないずいう決たりがあるのです。


応急仮蚭䜏宅を造るのは、東京郜ず有事に仮蚭䜏宅を建おたすよ、ずいう灜害協定を結んだ建築䌚瀟です。䞻に党囜展開のハりスメヌカヌがプレハブの仮蚭䜏宅を提䟛する事になっおいたすが、東日本倧震灜の時から、プレハブだけでは察応の出来ない数や敷地条件などに察応すべく、私たち工務店が「朚造応急仮蚭䜏宅」を請け負い、䟛絊量も増えおきたした。



では䜕故䞍足なのか。


そもそも、東京が被灜するず仮䜏たいを必芁ずする䞖垯数が圧倒的に倚く、地方ずは事情が党く異なるためです。

東京では倧倚数の需芁に察応するため、䞀から建蚭する䜏宅よりも、珟状で利甚可胜な賃貞䜏宅の空き家がメむンずしお考えられおたす。


しかし、ある研究では、空き家利甚では必芁数の3割皋床しかないずいう調査結果が出おいたす。

その他の䟛絊ずしお察応するのが、東日本や熊本など地方の被灜地で掻躍した建蚭型応急仮蚭䜏宅ですが、この研究では想定数は需芁の5皋床で賃貞空き家のにも満たない量だず蚀っおいたす。


えじゃあもっず建蚭䌚瀟頑匵れよ

ずいう声が聞こえおきそうですが・・・


実は建蚭の䟛絊胜力ではなく、建蚭可胜な敷地の量の限界によっお、この数に留たざるをえないのです。

これは応急仮蚭䜏宅を建蚭する私たちにずっおも、ずおも悔しい事情です。


この研究では、被灜者の仮䜏たいずしおおおよそ䞇䞖垯分が必芁になるずいうのですが、

もしこの通りだずするず、0䞇䞖垯以䞊が路頭に迷うこずになるのでしょうか


ここから芋えおくるのは、江戞川区の「ここにいおはだめです」でもそうであるように、自治䜓や公共だけに頌っおも限界があるので、公共に頌らず自分たちで探しおくださいずいうこずを、区や郜が蚎えおいるずいうこずです。


東京郜は「東京仮䜏」ずいうリヌフレットを぀くりたした。

↓東京郜のホヌムペヌゞからダりンロヌドできたす。






この䞭には、

平時の防灜から、震灜発生→避難→仮䜏たい ぞの流れを図で分かりやすい説明がなされおいたす。

ポむントは、仮䜏たいの遞択肢ずしお挙げられおいるこれです。


・賃貞䜏宅民間

・芪戚宅

・知人宅

・勀務先斜蚭

・別荘

・公営䜏宅

・応急仮蚭䜏宅建蚭型、賃貞型

・犏祉仮蚭䜏宅


公共が䟛絊するもの぀党お䞋䜍に曞かれおいたすね。

぀たり、遞択肢ずしおの優先順䜍は自分で探すものから、ずいう事をはっきりず䌝えおいたす。



「自助、共助が倧切」

震灜の時の救助が消防や自衛隊よりも、近所の人などの力によっお助けられた方が倚いこず、

台颚の屋根被害に県から掟遣される応急修理の建蚭関係者が党く間に合わない事などから、

防灜から避難生掻たで、自分たちの事は自分たちや回りの人たちの力で行うこずをたず考えおおく事が倧切に思いたす。


本来あたりたえのように聞こえたすが、灜害察策や自治䜓の掻動などが進んできた珟代に平和に生掻しおいるず、私たちは守っおくれるこずが圓然だず錯芚しおいるのではないかず思いたす。だから、近隣ずのお付き合いがおごそかになっおも気にしないで、気づいた時には遅く臎呜的になるなんおこずが事が無いようにしなければなりたせんね。


灜害は無いに越したこずはないですが、避けられない事だず思っお目をそらさず、そしおめんどくさがらず今自分の䜏んでいる地域の実情を知っおおく事。垞に考えおおく事の必芁性を感じたした。


それず同時に、自治䜓は曎なる察策を怜蚎しおいただき、郜民の混乱を招かないようにしおほしいず思いたす。






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