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温熱環境改善(健康)リフォーム

冬になると「我が家が寒い!」と感じる事はありませんか

​普段くつろぐ部屋は良く暖房はされていますが、真冬のもっとも寒い時期は、じっとしていると足元がスースーして体が冷えますね。こういう時は熱いお風呂にゆっくりつかって、芯からあたたまるのが最高です。

このように季節感を感じるのも良いものですが、実はこの一連の動作が人の体に大きなダメージを与えています。

​寒い時に熱いお風呂に浸かるとどうなるの?

​人は部屋が寒いほど熱いお風呂に入る傾向があります。普通のことだと感じるかもしれませんが、実はこれが体にとって危険となる可能性があるのです。

寒い部屋にいると人の体は血圧が上がります。そして更に寒い脱衣場で服を脱いで、お風呂場の冷たい床に足を踏み入れると・・・はやく熱いお湯に浸かってあたたまりたい!と思いますよね。

この状態でお湯に浸かるとどうなるでしょうか?

温まる事によって血管は膨張して一気に血圧は下がります。そしてじきに熱中症と脱水症状によって体が動かなくなり、危険な状態になります。​

その結果浴槽内で意識を失い溺死に至るケースも少なくありません。

​どのような対策が必要?

お湯が熱く、浸かっている時間が長いほどこの影響が強いため、まずはお風呂の温度と浸かる時間に気を付けます。推奨は41℃以下、10分以内とされています。​

次に、浴室と脱衣室やそこにつながる廊下などをしっかり暖房をして温度を下げない事。

普段くつろいでいる部屋が寒いほど、お熱いお風呂に入るというアンケート結果も出ています。

​家のなかの温度差をつくらず、リビングなどをしっかり温かい状態に保ちましょう。

お風呂の入り方改善→浴室、脱衣室の暖房設置、廊下等の暖房設置→これらの部屋の断熱化 という順所で対策をしていけば良いのです。

断熱化リフォームで出来る対策とは

日本は先進国の中でも住宅は特に寒く、熱源の傍で暖をとる炬燵や小さい部屋単位の暖房機が一般的で、家全体を暖房しようとする習慣はありません。先進国でなおかつ雪国でもあるのに、日本の住宅はこの習慣で良しとしてきたため、全体を暖房して温かくするようにつくられていないのです。

そもそも、断熱することが考えられていなかった住宅を改善しようとすると、高性能省エネ住宅を造るのと同じくらいのコストがかかってしまいます。

さすがにそこまでは出来なくても、体や健康のためには出来る事はしたいと、誰もがそう思います。

こういった要望は、健康と生活環境のかかわりが大きな要因と言われるようになってからどんどん増えています。

そのために、断熱リフォームを小さなエリアから行う、という考え方が取り入れられるようになりました。

健康を目的とする断熱リフォームは、影響の大きい浴室から次に脱衣室やトイレ、廊下、リビングというように段階的に考えていく事で、少しづつ温度差を無くして危険性を減らします。こうする事で資金的にあきらめる必要もなく、家族の生活と予算に合った改善範囲を選びながら、無理のないリフォーム計画を立てる事が出来ます。

段階的な断熱リフォームの例
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浴室を断熱ユニットバスに取替える際、一緒に廻りの壁や屋根、窓を断熱化する

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​浴室工事に加えて脱衣室とトイレをワンルーム化して断熱を行い、水周りを完結させる

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キッチンを取り替えるリフォームを伴う場合は、配管のために壊す床と一緒に壁と天井を断熱化する

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畳床のフローリング化や床の老朽化などで手を入れる場合に、1階のすべての床を断熱する。

更に窓、壁を断熱化して、1階を完結させる

断熱リフォームの範囲を広げていくと、家の中の温度差が改善されて、浴室事故だけでなく生活上の体のストレスが減ります。その結果普段の体調管理や睡眠にも良い影響が受けられ、家の中の結露が減ってカビやダニによる健康被害がなくなります。

温度差が無くなって冷暖房が隅々まで利くようになると、家の中がとても快適になって省エネ効果もアップ。

断熱改修は、それだけで壁や天井、床を大きく壊すので、いっしょに間取り変更や耐震補強を組み合わせると、それぞれの工事が割安になります。

安全で住みやすい住まいが実現するチャンスになる場合があるので、是非ご検討されることをお奨めします。

このように、目的と予算に合わせて無理のない範囲決めて、家族の安全を守って健康で快適な住まいにすることが、

「温熱環境改善(健康)リフォーム」です。