necotto Koshigaya(ネコット 越谷)
猫と暮らす。
地域と暮らす。
「一匹でも多くのネコを幸せにしたい」
「そして、ネコに関わる人に、ひとりでも多く『幸せ』を感じてもらいたい」という想いから始まった、
カフェ、キッチンスタジオ、賃貸住宅からなる複合施設です。
賃貸だって、ネコと一緒に暮らしたい
ネコと目が合うキッチンだったら、もっとおいしいものがつくれそう
お昼寝するネコを見ながらお茶が飲めたら、癒される
そんなネコつながりがひろがる暮らしが、ここで始まります。
この建物は、集合住宅、カフェ、キッチンスタジオの複合施設です。
構造は木造在来工法。構造材は100%紀州の杉、ヒノキの無垢材からなる純国産の建物。
地盤対策や断熱性能、音の問題など様々な工夫を織り交ぜ、猫といっしょに快適にくつろぐ暮らしと、楽しく過ごすコミュニティーをつくります。
もともと駐車場だった敷地は、ブロック塀やコンクリート、砂利などの舗装を撤去して土だけの更地にします。
地鎮祭を地域の氏神様に執り行っていただき、工事の無事を祈念。
あいにくの雨はほぼ止み地鎮祭は滞りなく終わりました。
雨でぬかるんだ中、神主さん自ら長靴で準備に奮闘していただいたおかげです。
ありがとうございました!
路盤補強の技術から出来た、地質に影響を与えず液状化に強い補強
地盤補強には「D-BOX」を採用しました。
荒川、中川、江戸川、利根川と囲まれた東京から埼玉のこの一帯地域は、地盤補強が必須となります。
この地域の特徴として特に軟弱層が深く、一般的な杭状の補強方法では費用対効果が低いため、この工法を選びました。
砕石の束を敷き詰めて表層を動きにくくするこの工法は、道路の路盤補強にも使われるもので、液状化にも優れた効果を発揮します。
【D-BOXの説明】
砕石や発生土(用途・土質によっては不可)等の自然素材を使用し、土質や水質に影響のあるセメント固化材は一切使用しないため、六価クロムを発生させることはありません。
また強度発生後も完全に透水性を有しているため、土中環境(水道を塞ぐなど)への影響も最小限になるという自然環境に配慮できる製品です。(D-BOXホームページより抜粋)
すべては砂利の上で
基礎工事に入ります。遣り方→根伐りと続きますが、今回はD-BOXの施工時に根伐りは済んでいるので、その上に砕石を敷き詰めます。
砕石の厚みは100mm~220mm。D-BOXの袋の上は厚くなるので、ほとんど220mm。
D-BOXの袋の中の砕石と足すと、かなりの量の砕石になります。
各住戸のほかに、1階にはカフェやキッチンスタジオの厨房があるので、この時点で行う配管類がたくさんあります。
この位置がずれるとコンクリートを打った後で大変な事になってしまうので、慎重に位置出しを行います。
これが、なにせ砂利の上なので・・・大変困難な作業なのです。
基礎配筋に影響しないように行う多数の先行配管
鉄筋配筋完了。
カフェになるところは土間床になり床が低く、基礎の立ち上がりはありません。
代わりに地中梁という地面の下に基礎梁を作ります。
設備の先行配管は北側に集中。
2階6世帯、1階1世帯+カフェ、キッチンスタジオ、ラウンジ(共用)の分の配管がずらりと並びます。
一粒万倍日の上棟式!
オール紀州材で、土台は桧、柱と梁は杉。全て無垢材です。
1階のラウンジと、2階各住戸には化粧梁として杉の梁をあらわします。
壁強度においては耐震等級2相当ですが、ほぼ等級3に近い数値の丈夫な建物です。
上棟式は後日の「一粒万倍日」に行われました。
一粒万倍日は、何かを始めるのに最適な日とされています。調べると1年に約60日あります!
1つの物事が万倍にもなるといういわれなので、事始めや良い事は是非この日に!
ですが、悪い事も万倍になるので、年間60日もあるということで、皆さん是非気を付けましょう(私も…)。
それはさておき、上棟イベントとして、ご近所の猫好きの方にあつまっていただき餅撒きを行いました。
この建物は、「猫と暮らす、地域と暮らす」がコンセプト。
猫好きのためなら撒くのは猫のおやつ! 肉球形の餅?もあったような。