top of page

necotto Koshigaya(ネコット 越谷)

 猫と暮らす。

​ 地域と暮らす。

「一匹でも多くのネコを幸せにしたい」

「そして、ネコに関わる人に、ひとりでも多く『幸せ』を感じてもらいたい」という想いから始まった、

カフェ、キッチンスタジオ、賃貸住宅からなる複合施設です。

 

賃貸だって、ネコと一緒に暮らしたい

ネコと目が合うキッチンだったら、もっとおいしいものがつくれそう

お昼寝するネコを見ながらお茶が飲めたら、癒される

 

そんなネコつながりがひろがる暮らしが、ここで始まります。

外観パース
アセット 11_3x-8.webp

Produced by Teamnet

この建物は、集合住宅、カフェ、キッチンスタジオの複合施設です。

構造は木造在来工法。構造材は100%紀州の杉、ヒノキの無垢材からなる純国産の建物。

地盤対策や断熱性能、音の問題など様々な工夫を織り交ぜ、猫といっしょに快適にくつろぐ暮らしと、楽しく過ごすコミュニティーをつくります。

もともと駐車場だった敷地は、ブロック塀やコンクリート、砂利などの舗装を撤去して土だけの更地にします。

地鎮祭を地域の氏神様に執り行っていただき、工事の無事を祈念。

あいにくの雨はほぼ止み地鎮祭は滞りなく終わりました。

雨でぬかるんだ中、神主さん自ら長靴で準備に奮闘していただいたおかげです。

ありがとうございました!

路盤補強の技術から出来た、地質に影響を与えず液状化に強い補強

地盤補強には「D-BOX」を採用しました。

荒川、中川、江戸川、利根川と囲まれた東京から埼玉のこの一帯地域は、地盤補強が必須となります。

この地域の特徴として特に軟弱層が深く、一般的な杭状の補強方法では費用対効果が低いため、この工法を選びました。

砕石の束を敷き詰めて表層を動きにくくするこの工法は、道路の路盤補強にも使われるもので、液状化にも優れた効果を発揮します。

​【D-BOXの説明】

砕石や発生土(用途・土質によっては不可)等の自然素材を使用し、土質や水質に影響のあるセメント固化材は一切使用しないため、六価クロムを発生させることはありません。

また強度発生後も完全に透水性を有しているため、土中環境(水道を塞ぐなど)への影響も最小限になるという自然環境に配慮できる製品です。(D-BOXホームページより抜粋)

すべては砂利の上で

基礎工事に入ります。遣り方→根伐りと続きますが、今回はD-BOXの施工時に根伐りは済んでいるので、その上に砕石を敷き詰めます。

​砕石の厚みは100mm~220mm。D-BOXの袋の上は厚くなるので、ほとんど220mm。

D-BOXの袋の中の砕石と足すと、かなりの量の砕石になります。

各住戸のほかに、1階にはカフェやキッチンスタジオの厨房があるので、この時点で行う配管類がたくさんあります。

この位置がずれるとコンクリートを打った後で大変な事になってしまうので、慎重に位置出しを行います。

これが、なにせ砂利の上なので・・・大変困難な作業なのです。

基礎配筋に影響しないように行う多数の先行配管

鉄筋配筋完了。

カフェになるところは土間床になり床が低く、基礎の立ち上がりはありません。

代わりに地中梁という地面の下に基礎梁を作ります。

設備の先行配管は北側に集中。

2階6世帯、1階1世帯+カフェ、キッチンスタジオ、ラウンジ(共用)の分の配管がずらりと並びます。

一粒万倍日の上棟式!

オール紀州材で、土台は桧、柱と梁は杉。全て無垢材です。

1階のラウンジと、2階各住戸には化粧梁として杉の梁をあらわします。

壁強度においては耐震等級2相当ですが、ほぼ等級3に近い数値の丈夫な建物です。

上棟式は後日の「一粒万倍日」に行われました。

一粒万倍日は、何かを始めるのに最適な日とされています。調べると1年に約60日あります!

1つの物事が万倍にもなるといういわれなので、事始めや良い事は是非この日に!

ですが、悪い事も万倍になるので、年間60日もあるということで、皆さん是非気を付けましょう(私も…)。

それはさておき、上棟イベントとして、ご近所の猫好きの方にあつまっていただき餅撒きを行いました。

この建物は、「猫と暮らす、地域と暮らす」がコンセプト。

​猫好きのためなら撒くのは猫のおやつ! 肉球形の餅?もあったような。

​重要な界壁施工は先行して行う

​necottoは共同住宅と店舗の複合施設なので、それぞれの堺の壁は「界壁」となり、耐火性と遮音性が求められます。

まず遮音性を確保するために、グラスウール(吸音材)を壁の中にめいっぱいに詰め込む感じにします。

​界壁は先に石膏ボードを張るので、同時進行で電気配線と設備配管などをおこないつつ、

必要に応じて壁内に合板下地を設置していきます。

​界壁施工の石膏ボード二重張り

​そして、遮音のための石膏ボードを両面二重に張ります。

​遮音が目的なので、スキマなく接手をずらして基礎から天井(屋根)まで到達させます。

余談ですがこの手前の扇風機は現場に7台!このおかげで暑い夏を乗り越えられました。

外壁にはアールの造作​が

外回りの形が出来てきました。

階店舗のピロティ天井はアールになります。木造下地でアールを作るのは結構大変・・・

ここから先は左官屋さんにうまく仕上げてもらいます。

大地に水が浸透する庭​

敷地に入るアプローチはスロープと3カ所の階段で、店舗前のベンチを設置する庭につながります。

合間の植え込みと、このアプローチや庭など全て雨水が台地に浸透する素材を使います。

​すべては猫のために

室内は仕上げ段階。猫のための色々なものが付きます。

全て猫のためのモノとスペースですが、左からキャットツリー、キャットタワー、猫ギャラリーの窓。

​そのほかにも猫トイレスペース、猫ドアなどなど・・・

​出来上がりは完成写真でご覧ください。

開店祝いの花
bottom of page